2016/08/09

能力は抜群にあるが、対照的な2人の上司



私が仕事をしていた頃、2人の上司の下で働いていた。

仕事は丸2年しか働いていなかったのだが、1年は営業で、1年は管理部で働いた。

この2人の上司が私の生涯で最後の上司だったのだが、対照的な上司ですごく勉強になった。

1人は営業の時の上司で、会社で1番の営業成績。
一人で数億円稼ぐスーパー営業マンで、その上司1人で60もの営業所の中で、常に上位に押し上げていた。



責任感がある方で、自分に厳しいが、他人にもかなり厳しい方だった。

実はこの厳しさ故に部下を2パターンに分けていた。
1つ目は、今まで売れていなかった営業マンをメキメキと売れるようになるパターン。
2つ目は、怒られたくないから仕事する、そして耐えきれなくなり辞める。

その人の下で中途半端な人はいなく、上記2つのどちらかに該当する。

私が勝手に命名したのだが、【ヒトラー型上司】である。


そして2人目は、2年目に管理部でお世話になった上司。

会社の初期から働いていた方で、当時は課長職まで営業でのし上がったのだが、やりたいことがあると一時退職。数年後復職を果たすが、社長から当時の役職で戻すとの話を、「一般職からやり直させてください」と懇願したが、あまりにも仕事が出来るものだから、社長から許可されず、係長として復帰、管理能力が秀でていて、部下を第一に考える上司。


問題が起きると解決への道筋をきちんと教えてくれるが、故に頼り過ぎてしまう人が多く、隣の係からも相談に来る。

もちろん先程のヒトラー型上司に比べて、辞めたりする人はいないが、飛び抜けて能力がつく人も現れない。

しかし部下や他部署の方からの信頼は厚い。

【モーセ型上司】である。


この【ヒトラー型上司】【モーセ型上司】はそれぞれに特徴がある。
部下にも、もちろん特徴がある為、芯はブラさず人に合わせて対応するのが一番いいのだが、それがまた難しい。

素晴らしき先導者を自ら作るには生涯勉強である。

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