2016/05/26

老後は不透明


皆さん
確定拠出年金ってご存知ですか??





まず確定拠出年金とは

個人ないし会社が積立金を拠出、個人が資産運用の判断(商品選択や売買指示)を行い、
その成果が老後の受取額となる仕組みです。

つまり20歳以上の国民全員が加入している国民年金の上乗せ年金、
ボーナス年金みたいなかんじですね。もちろん加入するかどうか個人の判断によるものですが。

この制度は

会社が行う企業型確定拠出年金と個人が行う個人型確定拠出年金があります。

今日は個人型確定拠出年金について扱います。

個人型確定拠出年金は一人一口座になります。

基本的に金融機関で申込みます。

受け取りに関しては

老齢給付金   60歳から受給可能な給付金
障害給付金   高度障害時
死亡一時金   死亡時

があります。
老齢給付金とは、いわゆる年金ですね。
60歳から受取れますが年金として受け取るか一括で受け取る一時金とでどちらか選択できます。
障害給付金は、高度障害になったとき(例えば寝たきりなど)に年金または一時金
どちらか選択して受取れます。
死亡一時金は加入者が死亡した際に親族等が一時金として受取れます。

現在高齢社会に伴い、将来まともな年金は受け取れないのではないかと囁かれている中
こうした個人で積み立てていく確定拠出年金は将来への備えとして視野に入れておいてもいいのではないかと思います。

ただ、普通の年金と違ってデメリットもあります。

まず、手数料ですね。

口座開設や国民年金基金連合、業務委託先金融機関などで手数料が発生します。
口座に関しては初回のみですが、他は毎月発生します。

次に60歳までは原則として引き出せないので、いざ必要となっても引き出せない流動性のリスクがあります。
加えて年金と違い、将来もらえる金額があらかじめ確定しているわけではありません。
預金や投資信託・保険などの商品で運用します。元本保障のものもあるが、リスクがある商品に投資した場合、支払額より給付額が少なくなる可能性があります。


ですが将来への備えとしては有効なのではないかと思います。
お伝え忘れてしまいましたが、確定拠出年金は節税メリットがあります。

所得税や住民税を大幅に減らすことが可能です。
まず掛金が所得控除の対象になります。
また運用益が非課税でどんなに儲かっても税金がかかりません。
受け取るときも退職金と同じ非課税枠をつかえるので、税金はかかりません。

そのため普通に貯金するよりも断然お得です。(すぐに引き出せないということもありますが)

しかも節税になる。



老後に向けて蓄えが欲しい方や、将来への貯金を考えている方などは
活用してみてもいいかもしれません。
ただリスクも全くないわけではないので個人の判断うえでご検討を

0 件のコメント:

コメントを投稿