人に流されるのが悪いこと
なんてことはありませんよ
私たちは日常生活で集団の中にいるとき
周囲の人間の意見や期待に沿うように
行動する傾向にあるのです
影響の受け方には
二通りあります
＜規範的影響＞
まず集団の多数派と異なる行動をとると
制裁を受ける可能性があるためにその制裁を
回避するために同調を取る行為
＜情報的影響＞
何が正しいのかあいまいな状況下で
多数派が選ぶ選択肢が正しいものして
同調する行為
この同調行動は
あなたを除くほかの人たちが
一致して自分と異なる行動をとるときに
起こりやすい行動なんですが
それを
アッシュ（1956）は実験により示しているんです
（錯視の類ではありませんよ）
実際は二枚図版があり
一方には約２０センチの（基準線）が１本
もう１方には線分の違う３本が描いてあるのですが
被験者は基準線と同じ長さの
線分を選ぶという間違えようの無い
課題を行うのだが
ここに数人のサクラを参加させ
わざと間違った線分を解答させると
被験者は間違った線分を
選んでしまう事が少なくないのだ
このように
多数派の影響力の強さは
実験により明確になっている
しかしながら
人数の多い少ないに関係なく
権威を持つものには
かなり強い影響力があることもある
これについては
ミルグラムの実験（服従実験、アイヒマン実験）
下を参照してください
心理学実験による
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