2016/07/28

予定調和を崩すヒットの打ち方


ジェロを覚えていますか??

そう、あの紅白にも出場した見た目はゴリッゴリの
B系兄ちゃんです
そんな彼が一躍ときの人となったのは「海雪」
これは演歌だったんですよね
あなた追って出雲崎~♪で始るサビの部分は一度は耳にしたことも
あるのでないだろか
そんな「海雪」作詞したのは秋元康氏であった

秋元康といえば稀代のヒットメーカーなのだが
彼が考え出すものは常に目新しいからこそ
ヒットを連発する

秋元氏が企画構成している、番組に「食わず嫌い王決定戦がある」
これについて秋元氏は
この企画は雑談から生まれたもので、~だから食べられないというように
嫌いな食べ物の話が盛り上がったことから考え付いた。
と、語っている
もしも、さぁ!企画を考えましょう!という感じでやっていたら絶対に生まれないものだった-

私たちが何か企画しようとするとき
世の中のことを把握して、マーケティングして分析する
しかしその結果として、類似品が生まれてしまう

二番煎じからヒットは生まれない

秋元康氏はそう語る

AKB48に見るヒットのさせ方

普段私たちは何か新しいものを見るとき
「これはこういうものだ」と決め付けやすい
そこをついたのがAKB48である

AKBは
成長がわかるドキュメンタリー的な要素を
含むアイドルグループであり
それを売りにしている
しかし、それだけが
ヒットの理由では無い

まず、他のアイドルと違って全体像がつかみにくい
しかも専用劇場をもっている?

見てみなければわからない
そう思った人が多かったからこそヒットしたのだ

もちろんこれはきっかけに過ぎないのだが

その後のヒットには理由があった

「言い訳Maybe」まずは
王道アイドルソングでデビューさせた彼女たちを
ファンは元気で明るい子達なんだと全体像を描かせた上で
「RIVER」というキレキレのダンスナンバーで躍らせる
すると他のアイドルよりも踊れるのか!とヒントを出させたところで
「桜の栞」という打って変わって全く動きの無い
合唱曲を歌わせたのです

つまりは
人に興味を持ってもらうには
意外性の持続が必要なのです

こうしたファンのイメージを裏切り続けることで
AKBは確固たる地位を形成しました

しかしながら
意外性をつくからといって
奇をてらうということではなく

今まで普通だと思われたことを疑い
それが結果的に人の心に刺さるものを作っていくことが重要である
と秋元氏語っている

今回紹介したのは
著書
秋元康の仕事学
より抜粋
秋元康-ヒットの黄金率

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