なんで？精神鑑定が必要なのか

重大事件を起こした犯人

そういう人たちの報道で
良く聞くのは
精神鑑定の結果が～というようなことがある

精神に異常をきたしているから
犯罪を犯してもそこに刑の軽重が関わってくる

それについて
いったいどんな精神状態が
犯罪を起こしても仕方ないような精神状態なのか

精神状態といっても
不安、パニック障害、強迫性障害
解離性障害など、たくさんあるのだが

今回は

離人症について
紹介しようと思う
この障害は、自分自身が自分でないような
また体や感覚が消失する障害です。

この患者は
「自分の腕が自分の腕じゃないように感じる」
「自分がロボットになったような感覚」
「景色に奥行きがなく平面的に見える」

そして
「自分がやっていることに対して自分がやっている気がしない」
「人を見ても、生きているように思えない」

という症状がある

この患者が
人を殺してしまっても
そこには私たちのような
感覚の欠如があるために
普通には裁けないという背景があったのだ

心は、自分の心しかわからないわけで
自分が正しいと思っていることが
正しくない事だってある

その延長線上での精神障害ではないかと考える