2016/07/12

㈱株式


「株式会社」

おそらく多くの人が会社に勤めていると思います。


では株式とはなにか

今回はそのことについてちょこっとお話を。


株式の仕組みについて
株式会社は事業を行うための資金を広く一般から出資者を募って集めます。
このときの出資を証明するために発行するのが「株券」です。

株を発行して集めたお金は、銀行からの借入や債券のように返済義務がありません。
ただ市場で自由に売買することができます。
所謂株式市場ですね。よくニュースでも日経平均株価が報道されているので
一度は目にしたことがあると思います。

株式を取得し、その企業の株主になると3つの権利を持つことになります。
1、経営参加権・・・持ち株の数に応じて、株主総会に参加して議決権を行使できる権利
2、利益配当請求権・・・利益の還元である配当金を受けられる権利
3、残余財産分配請求権・・・解散のときに、あまった財産の分配を受けられる権利

また株主になると3つの経済的利益が発生します。
1、配当金・・・企業活動の結果利益に応じて配当金が得られる
2、売買益・・・株式を売買したときに、買った値段よりも高く売れれば、その差額の
         売買益が得られる
3、株主優待・・・企業が株主に対して物やサービスの提供を行う
          (食事優待券や、ギフトなど)

株主になるといろいろとお得なことがあるんですね。



株式市場について
株式には各証券取引所があります。
東京証券取引所(マザーズ/ジャスダック)
札幌証券取引所(アンビシャス)
名古屋証券取引所(セントレックス)
福岡証券取引所(Q-Board)
( )内は新興市場むけです。
新興市場はなにかというと、ベンチャー企業向けの株式市場と思ってもらえれば
わかりやすいとおもいます。成長性があるが実績が十分でない企業などのために
開設された市場です。


よくニュースなどで、○○会社が東証一部に上場しました。
などと言っているのを耳にすることがありますよね。

この証券取引所で取引が開始されることを上場といいます。



株式の種類
与えられる権利の内容により、3つに分けられます。
1、普通株・・・株主の権利に何の権限もない株式を指す
2、優先株・・・普通株と比べて、配当等で優先的な取り扱いを受ける。自己資本強化等
         で発行されることがある
3、劣後株・・・普通株と比べて、配当等で劣後的な扱いを受ける。既存株主に不利益を
         与えないように、経営者などに発行される


ながくなるので本日はこのくらいで
また次回も株式について書こうと思います。



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