ゲンを担ぐこと
学習して行動する、これは人間、動物にとっては非常に重要なことである。
学習することによって得た体験の後の行動に強く影響を与える
しかし
中には、結果に対する学習内容が必ずしも一致しない(誤った学習)というのがある。
例えば
たまたま左足からスパイクを履いた日に圧倒的に活躍した
サッカー選手が左足から吐くようになる(迷信行動)
パチンコでたまたまの大勝が、簡単には抜け出せないほど強く学習されてしまったり
(嗜癖的行動)
以上のような内容が誤って脳が学習してしまったものである
ここで言っておきたいのは
イチローがウエイティングサークルから打席まで何歩と決めていたり
打席に入ったあとのあの動き
これはルーチンワークであり、集中だったり体のバランスを整えているものである
確かにイチローはゲンを担ぐと言っているし
そもそもはそういうものだったかも知れない
だが結果として打席で最高のパフォーマンスのための集中をするためのものになっていて
そして、結果もついてきている
これは迷信行動のいい効果のひとつかもしれない
また恐怖学習という学習もある
本来、恐怖を感じないものに恐怖を感じてしまうもので
この発症メカニズムは詳しくわかっていない
ただし恐怖の反応が誤った学習の結果ということを示した実験がある
当時生後9ヶ月の幼児が白ネズミを触った時に
大きな音を鳴らし、驚かせる
これを繰り返すと幼児は白ネズミを見ただけで泣きだすようになった
そのうち白いふわふわしたものや、毛皮だけで反応するようになった
という実験がある
間違った学習の治療には
行動療法というのがあり
簡単に言うと、白ネズミを見ても恐くない
と、意識付けさせるやり方である。
私たちが恐怖を感じているものも
本来
恐怖と思わなくてもいいものかもしれない
というか
そう思えるようになりたいものだ
例えば
幽霊とか。。。
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